猫の日、日本酒ネコラベル

猫の写真

立春を過ぎ、暦の上では春を迎えたとはいえ、まだまだ寒い日が続いています。
2月には節分やバレンタインデーなどがありますが、2月22日は、日本では「猫の日」と言われていることをご存知ですか?
しかも、今年2022年は、全部の数字が「2」になる猫の日。2ばかりの猫の日が次に来るのは令和22年とかなり先です。

そんな最強?の「猫の日」にちなんで、かわいい “ネコラベル” の日本酒をご紹介します。

「猫の日」について

猫の日のカレンダーの写真

2月22日の「猫の日」は、2・2・2の数字と「ニャン・ニャン・ニャン」の語呂合わせにちなんだもの。猫好きの学者・文化人による猫の日実行委員会がペットフード工業会(現ペットフード協会)と協力し、1987年に制定したものだそうです。

(ちなみに「犬の日」の記念日は、同様の語呂合わせで、ワン・ワン・ワンの11月1日だそう)

「猫の日」は世界各国でも制定されていて、ヨーロッパでは2月17日、ロシアでは3月1日、アメリカでは10月29日など、世界での猫の愛されぶりがうかがわれます。

ネコラベルの日本酒

そんなかわいいネコのラベルのお酒をいくつか、ご紹介します!(※完売御免)

・楯野川 純米大吟醸 トラとたてにゃん 2022(楯の川酒造)

山形県酒田市の天保3年(1832年)創業の楯の川酒造さん。「楯野川」の銘柄で知られています。「楯野川」はラベルの文字も堂々とした印象ですが、その印象とはまた違う、かわいらしいマスコットキャラクター「たてにゃん」も有名です。
楯の川酒造さんでは “たてにゃんラベル” のお酒が限定で出されますが、この時期のたてにゃんは、良い年を願っての干支の寅とコラボしたかわいい一本。華やかな香りと厚みのある味わいで、チーズや濃いめのお料理との相性抜群とのこと。

楯野川 純米大吟醸 トラとたてにゃん 2022 ボトル写真

<楯の川酒造 のサイト>
https://shop.tatenokawa.com/

・萩の鶴 純米吟醸 別仕込 生原酒 (こたつ猫)(萩野酒造)

宮城県、天保11年(1840年)創業の萩野酒造さん。「萩の鶴」「日輪田」の銘柄で知られていますが、季節のお酒には、ゆるかわいい猫ラベルのものが出荷されています。
今回は、華やかな香りに、ふんわりとした優しい甘さの生原酒。こたつで一緒にゆっくりお酒を楽しみたくなるようなラベルです。

<萩野酒造:萩の鶴 純米吟醸 別仕込 生原酒 (こたつ猫) のサイト>
http://www.hagino-shuzou.co.jp/news.php#entry-314

・米鶴 純米 カンタービレ(米鶴酒造)

山形県にある、元禄17年・宝永元年(1704年)創業の米鶴酒造さん。江戸末期には上杉家の御用酒蔵も務めた300年以上の歴史のある蔵元です。
蔵元のある山形県高畠町には、かつて村人の災難を救った犬と猫を祀る珍しい神社「犬の宮・猫の宮」があり、そんな動物との縁のある地の蔵元として、「ねこにちなんだ日本酒」が造られています。
ベーシックな純米酒で、雑味の少ないきれいな旨み、軽やかな切れ味が特徴。素直で心地いい香りは、ワイングラスのような香りを感じやすい酒器と好相性とのこと。

<米鶴酒造:米鶴 純米 カンタービレ のサイト>
http://yonetsuru.com/log/?l=373666

・近江ねこ正宗(近江酒造)

大正6年(1917年)設立の近江酒造さん。所在地の滋賀県近江盆地は、琵琶湖に流れる伏流水、近江米、厳しい冬の気候を利用して、古くから酒造りがされてきた地域です。
「欧州の蒸溜所ではネズミ退治をする猫が一緒に蔵を守ってきた」という話がきっかけでつくられた「近江ねこ正宗」。『猫への”敬意、愛情”、それを通して日本酒をもっと身近に楽しんでもらいたい』との願いが込められた商品だそう。
“ラベル自体が猫の形” という大胆なデザインは、遊び心いっぱい。純米吟醸酒・純米酒のほか、季節限定のお酒も出されています。

<近江ねこ正宗 のサイト>
https://omi-nekomasa.net/

・ねこと朝日米(千代菊)

岐阜県、元文3年(1738年)創業の千代菊さん。長良川の伏流水を仕込み水に使用し、有機農法で育てられた米を原料とした酒造りにこだわり続けている蔵元です。
コシヒカリ・ササニシキ・あきたこまちのルーツともいえる品種の朝日米を使用した「ねこと朝日米」。
猫の他にも、原料米が異なる「純米吟醸 うさぎと山田錦」「純米吟醸 すずめと雄町」「純米 いぬとあきたこまち」など、動物ラベルシリーズが出されています。

<千代菊 商品の紹介 のサイト>>
https://chiyogiku.co.jp/products?cat_id=122

・19 Gattolibero(尾澤酒造場)

清酒「十九」を醸す長野県信州の尾澤酒造場さん。創業は、江戸文政年間(1820年頃)。自由な発想でデザインやお酒づくりを行っている蔵元。「十九」のシリーズには、名前にもラベルのデザインにも、その自由さがあらわれているものがたくさんあります。
「Gattolibero」はイタリア語で野良猫の意味(イタリアでは、野良猫のことをgatto libero(ガット・リベロ)=自由猫と呼んでいるそう)。『もっと“自由”に、もっと“カジュアル”に日本酒を楽しんでもらいたい。そして、自分たちの“手”で作ったものが「自由猫のように、縛られることなく“自由”で、 “愛される” 存在になって欲しい』との願いが込められているそうです。

<尾澤酒造場 のサイト>
http://www.misuzunishiki.co.jp/
<19 Gattolibero に関する蔵元ブログ>
http://misuzunishiki.jugem.jp/?eid=1800

それにしても、猫に比べて犬のラベルが少ないと感じるのは、ネコ様特有のあの自由気ままな雰囲気が愛されているからなのでしょうか。
犬派の自分には少し寂しい気持ちもしますが、ラベルの中には興味津々です。

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“ネコラベル” のお酒をご紹介しました!
きっと他にもたくさんの素敵なネコラベルがあると思います。お気に入りのネコラベルをぜひ見つけてみてください! そして「猫の日」に楽しく乾杯を!

いつも楽しくWakuWakuを忘れずに。
そんな時間のお供をしてくれるお酒にも感謝して、今晩もカンパイ!!

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